初心者スクールカウンセラーが面接で不安になりやすい理由
スクールカウンセラー(以下SC)の面接は、
一般的な企業面接とはまったく性質が異なります。
- 正解がはっきりしない質問が多い
- 専門性だけでなく「人柄」や「姿勢」を見られる
- 現場理解があるかを厳しくチェックされる
そのため、
「何をどう答えればいいかわからない」
と不安になる初心者の方はとても多いです。
ですが安心してください。
SCの面接には、必ず“見られているポイント”の共通項があります。
スクールカウンセラー面接で見られている3つの視点
専門性より「現場理解」があるか
初心者の場合、
高度な心理技法や理論を完璧に話す必要はありません。
それよりも重視されるのは、
- 学校は「教育の場」であることを理解しているか
- 教員・管理職・保護者との役割分担をわかっているか
- SCが万能ではないことを理解しているか
という現場目線です。
連携・協働ができそうか
SCは一人で完結する仕事ではありません。
- 教員
- 養護教諭
- 管理職
- 外部機関
との連携が不可欠です。
そのため面接では、「この人は、学校というチームの一員になれそうか」をとてもよく見られています。
安全配慮・倫理観を持っているか
初心者でも、
「守るべき線」を理解しているかは必ず確認されます。
- 守秘義務
- 危機対応(自傷・他害・虐待など)
- 自分一人で抱え込まない姿勢
このあたりは、答え方次第で評価が大きく変わります。
よく聞かれる質問①
「なぜスクールカウンセラーを志望したのですか?」
NG例
- 子どもが好きだから
- 学校が楽しそうだから
→ 気持ちは悪くありませんが、理由としては弱いです。
OK回答の考え方
- 学校という場の特殊性を理解している
- 心理職として、どんな役割を果たしたいか
を含めるのがポイントです。
回答例(初心者向け)
学校は子どもにとって生活の大半を占める場所であり、学習だけでなく人間関係や自己形成にも大きな影響を与える場だと感じています。
スクールカウンセラーとして、子ども本人だけでなく、教職員や保護者とも連携しながら、その子が安心して学校生活を送れる環境づくりに関わりたいと考え、志望しました。
よく聞かれる質問②
「教員との連携について、どう考えていますか?」
ここはほぼ確実に聞かれる質問です。
評価されるポイント
- 教員の専門性を尊重している
- 上から目線になっていない
- 情報共有の重要性を理解している
回答例
教員の先生方は日々子どもと関わっており、最も多くの情報を持っている存在だと考えています。
そのため、カウンセラーとしての見立てを一方的に伝えるのではなく、先生方の視点を大切にしながら、共有・相談し合える関係づくりを意識したいと考えています。
よく聞かれる質問③
「対応が難しかったケースはありますか?」
初心者の場合、
実体験がなくても問題ありません。
大切なのは、
- 自分一人で抱え込まない姿勢
- スーパービジョンや相談の重要性を理解しているか
回答例
実際にスクールカウンセラーとしての対応経験は多くありませんが、難しいと感じた場合には、自分だけで判断せず、管理職や先輩カウンセラー、外部機関と相談しながら対応する姿勢を大切にしたいと考えています。
よく聞かれる質問④
「守秘義務についてどう考えていますか?」
ここは倫理観チェックです。
ポイント
- 「何でも守る」ではなく
- 「共有が必要なケース」を理解していること
回答例
守秘義務は非常に重要ですが、子どもの安全が脅かされる場合など、共有が必要なケースもあると理解しています。
その際は、管理職や関係機関と連携し、組織として適切に対応することが大切だと考えています。
初心者SCが面接で「言わなくていいこと」
- 技法名を無理に並べる
- 「一人で何とかします」という姿勢
- 学校や教員への批判
誠実さと現実感が、何より評価されます.
まとめ|初心者スクールカウンセラーの面接は「姿勢」が9割
スクールカウンセラーの面接では、
- 完璧さ
- 華やかな実績
よりも、
✔ 学校を理解しようとする姿勢
✔ 連携を大切にする姿勢
✔ 安全と倫理を守ろうとする姿勢
が強く見られています。
初心者であることは、
決してマイナスではありません。
「学びながら、チームの一員として関わっていきたい」
その姿勢が、きちんと伝わる面接を目指しましょう。



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