8月1日、東京ミステリーサーカスにて
『最果てのミステリーサーカスからの脱出』を体験してきました。
未来×爆発×タイムスリップという、個人的にかなり好みな設定。
ストーリー重視のリアル脱出ゲームが好きな人には、かなり刺さる作品でした。
リアル脱出ゲーム「最果てのミステリーサーカスからの脱出」とは
「これは、あなたの勇気が未来を変える物語。」
SCRAPベストイベント
- 2016年1位『君は明日と消えていった』
- 2018年1位『沈みゆく豪華客船からの脱出』
を手がけた制作陣による、物語体験型リアル脱出ゲームです。
あらすじ
東京ミステリーサーカスでリアル脱出ゲームを遊んでいる最中、
突如として謎の衝撃が走り、会場は停電状態に。
混乱する中、防護服を着た人々が現れ、こう告げられます。
「旧新宿区、東京ミステリーサーカス跡地に人影発見!ただちに確保します!」
どうやらあなたたちは、部屋ごと未来へタイムスリップしてしまったようです。
未来の新宿は、
生物も植物も存在しない、荒れ果てた世界。
この世界がこうなってしまった原因は、
2021年、東京ミステリーサーカスで起こった謎の大爆発。
「もしこの爆発を止めることができれば、未来は変えられるかもしれない」
あなたは爆発の謎を解き明かし、
未来を救い、元の時代へ帰ることができるのでしょうか。
公式サイトはこちら。
登場人物
ソラ
未来の東京ミステリーサーカス跡地で出会う人物。
2021年に起きた大爆発の真相を追うため、仲間とともに調査を行っている。
物語への没入感を高めてくれる、重要なキーパーソンです。
開催期間
2021年5月13日(木)〜
2021年8月9日(月)
※好評につき期間延長あり
開催会場/アクセス
東京ミステリーサーカス ヒミツキチラボ 大ホール
〒160-0021
東京都新宿区歌舞伎町1-27-5 APMビル
- JR新宿駅 東口より徒歩7分
- 東京メトロ新宿三丁目駅より徒歩10分
プレイ体験記
4人1組で、大部屋を使って複数チームが同時進行する形式の謎解きでした。
ストーリーがかなり作り込まれていて、
自然と世界観に引き込まれます。
また、タブレット端末を活用した謎解きが多く、
感染対策のための工夫を、演出としてうまく活かしている点も印象的でした。
そして結果は……
脱出成功!
30数グループ中、脱出できたのは6グループほど。
難易度は高めですが、理不尽さはなく、
「ちゃんと考えれば解ける」納得感のある謎ばかりでした。
体験中に感じた没入感について
この作品で特に印象に残ったのは、
「今、自分たちがどこにいるのか」「何をしなければならないのか」が、
常に物語の中で明確に提示されていた点です。
リアル脱出ゲームの中には、
・謎は面白いけれど、物語とのつながりが薄い
・途中から目的が分からなくなる
といったものもありますが、
本作では謎を解く行為そのものがストーリーの進行と直結していました。
未来にタイムスリップしてしまった、という設定があるからこそ、
一つひとつの選択や行動に「意味」が与えられている感覚があり、
単なるゲームではなく、物語体験として楽しめたように思います。
タブレット端末を使った演出の良さ
この公演では、タブレット端末を使用する場面が多くありました。
感染対策という現実的な制約があった時期の公演ですが、
それを「仕方なく取り入れた」のではなく、
世界観の一部として自然に組み込んでいた点がとても印象的でした。
未来の世界を調査する、という設定と相性が良く、
タブレットを操作すること自体が
「未来の情報を解析している」ような感覚につながっていました。
結果的に、制限があるからこそ生まれた工夫が、作品の完成度を底上げしていたように感じます。
他のリアル脱出ゲームと比べて感じた特徴
これまでいくつかリアル脱出ゲームを体験してきましたが、
『最果てのミステリーサーカスからの脱出』は、
ストーリーへの比重がかなり高い作品だと思います。
謎解きそのものの難易度も決して低くはありませんが、
・ひらめき一発
・スピード勝負
というよりは、
「状況を理解し、仲間と相談しながら、少しずつ前に進む」
そんなタイプの謎が多かった印象です。
そのため、ガチガチのパズル好きというよりも、
物語やロールプレイを楽しみたい人向けの公演だと感じました。
脱出成功した瞬間の達成感
終盤は特に、
「ここまで来たなら、なんとか成功したい」という気持ちが強くなり、
チーム全体の集中力も自然と高まっていきました。
脱出成功が告げられた瞬間は、
純粋にホッとした気持ちと、
「ちゃんと物語を完走できた」という達成感がありました。
30数グループ中6グループのみ成功、という結果を後から知り、
難易度の高さを実感すると同時に、
諦めずに考え続けてよかったと素直に思えました。
この公演が向いている人・向いていない人
向いている人
- ストーリー重視のリアル脱出ゲームが好き
- 世界観に没入するタイプの体験が好き
- 仲間と相談しながら進めるゲームが好き
- 映画や物語を「体験する」感覚が好き
向いていないかもしれない人
- とにかく大量の謎を高速で解きたい
- 個人プレー感覚の強い謎解きが好き
- ストーリーは最低限でいい、というタイプ
体験後に残った余韻
公演が終わったあとも、
「もし本当にあの未来が待っていたら?」
「自分たちは未来を変えられたのか?」
と、自然と物語の続きを考えてしまいました。
リアル脱出ゲームの中には、
終わった瞬間に現実へ戻る感覚のものもありますが、
この作品はしばらく心に残るタイプだったと思います。
難易度・総評
- 問題の難易度:★★★★☆
- ロールプレイ要素:★★★★☆
- 問題量:★★★☆☆
ストーリー重視のリアル脱出ゲームが好きな人、没入感のある世界観を楽しみたい人には特におすすめです。
「謎を解く」だけでなく、物語の登場人物として体験する脱出ゲームでした。東京ミステリーサーカスらしい演出と、未来を変えるというテーマの重さがうまく噛み合った、満足度の高い作品です。



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