臨床心理士・公認心理師として資格を取ったあと、あるいは取得見込みの段階で、多くの人がつまずくのが 「就職先をどう探せばいいのか分からない」問題です。
医師や看護師のように明確な求人ルートがあるわけでもなく、「心理士 求人」で検索しても、情報が少なかったり、条件が不透明だったりすることも少なくありません。
この記事では、心理士が実際によく使っている就職先の探し方を3つに整理し、それぞれの特徴・メリット・注意点を詳しく解説します。
- 公募(王道だが落とし穴も多い)
- 転職サイト(効率重視派向け)
- Twitter(X)まとめ・SNS(情報感度が高い人向け)
「自分はどの探し方が合っているのか?」が分かる内容になっています。
公募で探す|心理職の王道ルート
公募とは?
公募とは、
自治体・学校・病院・相談機関などが公式に募集を出す方法です。
主な掲載先は以下のような場所です。
- 自治体の公式サイト(児童相談所、教育委員会など)
- 大学・大学院の掲示板
- 学会・職能団体のメーリングリスト
- ハローワーク(実は心理職も多い)
公募のメリット
- 情報の信頼性が高い
- 業務内容・勤務条件が比較的明確
- 公的機関の場合、福利厚生が安定している
- 正規職員・任期付き常勤など「腰を据えた働き方」がしやすい
特に
スクールカウンセラー、児童心理司、病院心理職などは、公募がメインルートになることが多いです。
公募のデメリット・注意点
- 募集期間が短い(2週間程度も珍しくない)
- 年1回しか出ないポストも多い
- 書類選考・面接のハードルが高い
- 「経験年数◯年以上」など条件が厳しめ
また、公募は「出ている数自体が少ない」ため、良さそうな求人が出るまで、ひたすら待つという状態に陥りやすいのも特徴です。
公募が向いている人
- 新卒・院卒で王道ルートを目指したい人
- 公的機関・学校・病院で働きたい人
- 書類作成や試験対策をコツコツできる人
転職サイトで探す|効率重視・情報整理派向け
心理士向け転職サイトとは?
近年は、
医療・福祉・心理職に特化した転職サイトが増えてきました。
- 医療系転職サイト
- 福祉・児童分野特化サイト
- 公認心理師・臨床心理士向け求人まとめサイト
などが該当します。
転職サイトのメリット
- 求人情報が一覧で見られる
- 勤務条件・給与が比較しやすい
- 非公開求人を紹介してもらえることもある
- エージェントが間に入る場合、条件交渉がしやすい
特に
「今すぐ転職したい」「現職と並行して探したい」人にとっては、かなり効率的です。
転職サイトのデメリット・注意点
- 非常勤・業務委託が多め
- 「心理士」というより「支援員」「相談員」名義の求人も混在
- 求人内容が抽象的な場合がある
- 担当エージェントの心理職理解に差がある
そのため、
- 実際に心理検査・面接がどれくらいできるのか
- 他職種との役割分担はどうなっているのか
といった点は、必ず自分で確認する必要があります。
転職サイトが向いている人
- 働きながら次を探したい人
- 非常勤・複数掛け持ちを考えている人
- 条件比較を重視したい人
- 人に相談しながら決めたい人
Twitter(X)まとめ・SNSで探す|情報感度重視派向け
SNS経由の求人とは?
最近増えているのが、
- Twitter(X)での求人告知
- 心理士同士のリツイートまとめ
- 個人アカウント経由の紹介
といった SNSベースの情報です。
「心理士 求人」「SC 募集」などで検索すると、
公式サイトには載っていない情報が流れてくることもあります。
SNS求人のメリット
- 情報が早い(公募前に出ることも)
- 現場の雰囲気が分かりやすい
- 人脈につながりやすい
- レア求人・小規模求人に出会える
特に、
- 小さな相談室
- 新設事業
- ピンポイントで人を探している現場
などは、SNSのみで募集していることもあります。
SNS求人のデメリット・注意点
- 情報の正確性にばらつきがある
- 条件が曖昧なことが多い
- 契約内容が後出しになる場合もある
- 個人間のやりとりになるケースも多い
そのため、必ず公式情報・書面での条件確認は行いましょう。
SNS求人が向いている人
- 情報収集が得意な人
- 現場のリアルを重視したい人
- フットワークが軽い人
- 横のつながりを大切にしたい人
結論|1つに絞らず「併用」が正解
心理士の就職探しで一番おすすめなのは、
公募 × 転職サイト × SNS を同時並行で使うこと
です。
- 公募で王道・安定ルートを狙いつつ
- 転職サイトで条件を広くチェックし
- SNSで最新情報やレア求人を拾う
この3本柱を回しておくことで、
「選択肢が少なすぎて妥協する」
「知らないうちに募集が終わっていた」
という事態を防ぎやすくなります。
おわりに|心理士の就職は「情報戦」
心理職の就職は、どうしても
- 求人が少ない
- 情報が閉じている
- 人づての要素が強い
という特徴があります。
だからこそ、「どこで、どう情報を集めるか」が、キャリアを大きく左右します。
この記事が、これから就職・転職を考える心理士の方にとって少しでも指針になれば嬉しいです。



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